私と同じような初心者向けにpython、anacondaで仮想環境を作る方法を書きました。ほぼ日記です。(2019/11/13)
注: winndows上でlinaxやりたい、というようなものでは無い気がします。
conda 4.7.12
目次
- なぜ仮想環境を作るのか
- anacondaで仮想環境を作る方法
- 参考
- 感想
仮想環境をなぜ作るのか
頻度は違えど、 ライブラリ等は日々更新されています。
例えば、自分がRequestsというライブラリを使っているとします。Requestsというのは、webページから情報をもらってくるソフトが入っているサードパーティライブラリで、webスクレイピングするときなどに使われます。長期間使用していると、Webページの構造(アバウトな話)もRequestsも更新されていくことが予想されますが、一部のページでは昔のままで使用していることもあります。新しいバージョンでは目的のページから情報がもらえない、しかしやらなければならない、そいうとき、大変困ります。
そんな時に、かつて使っていた状態のままで残していると便利なわけです。
というようなことを先日参加したPython boot campで聞きました。そこで、研究で使っているezdxfを見てみたところ、最新版が更新されていて危機感を感じました。 外部で勉強するのって大事ですね。
研究で使用しているDXF自動描画プログラムが使えなくなるととてつもなく困るので、仮想環境を作成しておきたいと思います。
Anacondaで仮想環境を作る方法
私はanacondaを使用しているので、anacondaでやります。下記はanaconda promptで作業しています。
condaのバージョンが新しくなっていたのでそれもアップデートしています。
まずは一応、現在自分の環境に入っているパッケージを確認します。
>conda list
current version: 4.7.11
latest version: 4.7.12
~沢山のパッケージ~
ezdxf 0.9 py_0 conda-forge
次に現在の環境を確認します。私が仮想環境を作るのは初めてなのでbaseのみでした。
>conda info -e
# conda environments:
#
base * C:\ProgramData\Anaconda3
仮想環境を作成します。環境名はわかりやすい方が良いです(dxf_generatorにした想定です)。なお、環境にあたらしくpythohnをインストールしています。
>conda create -n [環境名] python
起動します。
>conda activate [環境名]
すると、左端のところに環境名が表示されます。
(dxf_generator) C:\Users\user>conda list
# packages in environment at C:\Users\user\.conda\envs\dxf_generator:
#
# Name Version Build Channel
ca-certificates 2019.9.11 hecc5488_0 conda-forge
certifi 2019.9.11 py38_0 conda-forge
openssl 1.1.1d hfa6e2cd_0 conda-forge
pip 19.3.1 py38_0 conda-forge
python 3.8.0 hc9e8b01_3 conda-forge
setuptools 41.6.0 py38_1 conda-forge
sqlite 3.30.1 hfa6e2cd_0 conda-forge
vc 14.1 h0510ff6_4
vs2015_runtime 14.16.27012 hf0eaf9b_0
wheel 0.33.6 py38_0 conda-forge
wincertstore 0.2 py38_1003 conda-forge
numpyなど、使用する上で必要な物を入れていきます。
>conda install [パッケージ名]
>conda install [パッケージ名] ==[バージョン]
仮想環境を終了する場合は
>conda deactivate
参考
感想
私はezdxfというパッケージを使用する必要がありましたが、一度最新版を入れて実行してみたところ思ったようなデータが生成できませんでした。そこでもともと使っていた0.9を入れ直したところちゃんと動いたので安心です。
皆様もお気を付けください。